ISBN : 978-4-8002-7131-0
2017年5月9日
¥734円(税込)
二十八年前、八百長疑惑をかけられてみずから命を絶った伝説の下手投げ投手K・M。行方不明になっていた千五百奪三振の記念ボールが発見されたのをきっかけに、彼を再評価する動きが起こる。作家の芹澤真一郎は、K・Mの伝記を書くべく関係者たちのもとを取材して回るが、彼にまつわる逸話にはいくつもの謎があった――。途絶した芹澤の原稿を引き継ぎ、野球嫌いの「あたし」が謎に迫る。
このルーキーは見惚(みと)れるような球(ミステリ)を投げる。
有栖川有栖(作家)
伝説の投手をめぐる謎の数々に魅せられた。
大野 豊(プロ野球解説者)
予想が空振りした後で、もう一度曲がる五色の変化球に震えた!
大矢博子(書評家)